南方研究室 大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻物質機能化学講座 精密合成化学領域

ホーム > 論文
English

論文 Publication List at MINAKATA Lab.

2017  2016  2015  2014  2013  2012  2011  2010  2009  2008  1998–2007 

"Synthesis and Structure of Hypervalent Iodine(III) Reagents Containing Phthalimidate and Application to Oxidative Amination Reactions"
Kensuke Kiyokawa*, Tomoki Kosaka, Takumi Kojima, and Satoshi Minakata*
Angew. Chem., Int. Ed. 2015, 54, 13719–13723. DOI:10.1002/anie.201506805


論文概要: フタルイミダートを有する新規な超原子価ヨウ素試剤を合成し,X線結晶構造解析に成功した.合成した超原子価ヨウ素試剤は有機溶媒に対して十分な溶解性を示し,溶液中においても安定に存在することがわかった.さらに,合成反応への利用を試み,ジメチルアニリン類のsp3 C–H結合のアミノ化や,トリアルキルアミンやエナミン類の転位を伴う酸化的アミノ化を達成した.

"Iodine-Catalyzed Decarboxylative Amidation of β,γ-Unsaturated Carboxylic Acids with Chloramine Salts Leading to Allylic Amides"
Kensuke Kiyokawa, Takumi Kojima, Yusuke Hishikawa, and Satoshi Minakata*
Chem. Eur. J. 2015, 21, 15548–15552. DOI:10.1002/chem.201503298


論文概要: ヨウ素触媒存在下,β,γ-不飽和カルボン酸にクロラミンTを作用させると,脱炭酸を伴う窒素官能化が進行し,アリルアミドが効率良く得られることを見出した.本反応は種々のβ,γ-不飽和カルボン酸に対して適用可能であり,また,γ位選択的に窒素官能基が導入されることがわかった.β,γ-不飽和カルボン酸を“アリル化剤”として活用する本反応は,アリルアミン誘導体の新しい合成手法である.

"A facile synthesis of functionalized 7,8-diaza[5]helicenes through an oxidative ring-closure of 1,1’-binaphthalene-2,2’-diamines (BINAMs)"
Youhei Takeda*, Masato Okazaki, Yoshiaki Maruoka, and Satoshi Minakata*
Beilstein J. Org. Chem. 2015, 11, 9–15. DOI:10.3762/bjoc.11.2

* Open-access Article!


論文概要: 塩基(2,6-lutidine)存在下,1,1'-ビナフタレン-2,2'-ジアミン(BINAM)類に塩素系酸化剤(t-BuOCl)を作用させると,酸化的閉環反応が進行し,7,8-ジアザ[5]ヘリセン類を良好な収率で与えることを見出した.本反応を活用すると,既存の合成ルートでは調製困難な官能化ジアザ[5]ヘリセン類を簡便に合成できることがわかった.さらに,合成したジアザヘリセン類の基礎物性も調査し,明らかにした.

"2-Halogenoimidazolium Salt Catalyzed Aza-Diels–Alder Reaction through Halogen-Bond Formation"
Youhei Takeda*, Daichi Hisakuni, Chun-Hsuan Lin, and Satoshi Minakata*
Org. Lett. 2015, 17, 318–321. DOI:10.1021/ol503426f


論文概要: 2-ハロゲノイミダゾリウム塩がアルジミンとダニシェフスキージエンのアザDiels–Alder反応において触媒として作用することを見出した.対照実験ならびに滴定実験から,イミン基質と触媒の間にハロゲン結合が形成されていることを示唆する結果が得られた.

"Revisiting Phosphorus Analogues of Phthalimides and Naphthalimides: Syntheses and Comparative Studies"
Youhei Takeda*, Takuya Nishida, Kota Hatanaka, and Satoshi Minakata*
Chem. Eur. J. 2015, 21, 1666–1672. DOI:10.1002/chem.201405494


論文概要: 芳香環縮環モノイミド(フタルイミド,ならびにナフタルイミド)のリン等価体(リン原子上にはメシチル基を有する)を合成し,諸物性(光物性,電気化学特性,熱安定性)を調査した.対応するイミド化合物の物性と比較することで,リン元素の導入がこれら物性に及ぼす影響を明らかにした.理論計算化学的な手法による物性解析もおこなった.

"Straightforward Synthesis of 1,2-Dicyanoalkanes from Nitroalkenes and Silyl Cyanide Mediated by Tetrabutylammonium Fluoride"
Kensuke Kiyokawa, Takaya Nagata, Junpei Hayakawa, and Satoshi Minakata*
Chem. Eur. J. 2015, 21, 1280–1285. DOI:10.1002/chem.201404780


論文概要: アンモニウムフルオリド(TBAF)存在下,ニトロアルケンとシリルシアニドの反応により効率的に1,2–ジシアノアルカンが得られることを見出した.本反応は官能基耐性に優れており,様々なニトロアルケン類に対して適用可能である.さらに,反応機構を検証し,本反応は系中に含まれる微量の水が関与する二段階のマイケル付加により進行することを明らかにした.

page top