研究室をのぞいてみよう

実験台
ドラフト付きの実験台が一人一台以上使えるよ。その広さを利用して反応を10個仕込む猛者もいるとかいないとか。
日々新しい発見があるのであまりの楽しさにいつも実験台に向かっています。

試薬室
いろんな種類の試薬が置いてある試薬室。南方研究室は阪大の研究室で最も試薬が多い・・・というウワサ。
毒物や劇物は鍵付きの棚で厳重に保管されています。
NMR(JEOL,400MHz)
化合物同定の強い味方.多核(F,P,Si,N,B)にも対応してます.
溶媒精製装置 (GlassContour製)
高純度な有機溶媒(THF,ジエチルエーテル,アセトニトリル)がいつでも使用できます.
グローブボックス(Korea Kiyon製)
酸素や水分に不安定な化合物や有機金属錯体をこの中で扱えます. 溶媒精製装置からひきこんだ有機溶媒もボックス内で蛇口をひとひねりで使えます! タッチパネルによる操作で使い方もとても簡単.
IR (赤外分光装置, Shimadzu製 IRAffinity-1)
赤外分光測定装置。化合物にどんな官能基があるか調べるのに使います。
反射型(ATR)の導入により,固体でも液体でもそのまますぐ測定できるようになりました.。

中圧カラム(Biotage製)
密に充填されたカラムパックに反応混合物をのせてワンタッチで生成物を高速で分離してくれる優れもの. 使いすぎに注意!カラムのやり方忘れちゃいます.
GC-MS (質量分析計, Shimadzu製 GCMS-QP 2010SE)
化合物を気化させ分離し,分子量を推定し構造を決定するときに役立つシロモノ。 オートサンプラー付きなので,ヒジョーに便利!
ガスクロマトグラフ(Shimadzu製 GC-2025AF)
低分子量の化合物を用いた反応追跡,条件検討に最適です. オートサンプラーで12サンプルまで自動で分析してくれます. パソコンでクロマトグラムの解析もおこなえるので,実験の効率は格段に向上します.
高速液体クロマトグラフ(Shimadzu製 Prominence)
ガスクロマトグラフでうまく定量できない化合物の分析ができます. 二つの送液ポンプを自動制御することで,グラディエント分析も可能です.
電気化学アナライザー(ALS製 ALS-600)
合成した化合物の電気化学特性を簡単に測定できます. サイクリックボルタンメトリー(CV)で酸化還元電位をよく測定しています.
融点自動測定装置(Stanford Research Systems製 MPA-100)
化合物の融点を自動測定してくれます. 融解する瞬間の映像をPCにとりこむこともできます.
紫外・可視分光光度計(Shimadzu製 UV-2550)
合成した化合物の光吸収特性を調べることができます. 特に,共役系の化合物の測定は楽しい!.
示差熱熱量同時測定装置(SIIテクノロジー製 Exstar TG/DTA7200)
化合物の熱分析をおこなえます.. 材料としての候補化合物の選定の際に,熱安定性評価などに用います.
アルミブロック
オイルバスの代替としての熱源. 安全性,環境への負荷軽減の観点から,当研究室では,少しずつオイルバスをアルミブロックへ代えていってます.パーソナル有機合成装置 ChemiStation(Eyela)
一度に5つの温度条件を検討することができる優れもの!これで条件検討のスピードも上がる,はず?!。
おやおや,背後に見学人がたくさんいるぞ?
スピンコーター(Mikasa Opticoat MS-A100)
均一な有機薄膜を溶液から簡単に作成するのに用います.基礎物性測定の必需品!
なぜか,化合物ではなく,自分達が回ってます.
マイクロ冷却遠心機(KUBOTA 3700)
高分子やフラーレン誘導体を精製するのに用いています.回転速度 15000 rpmまでいけるすぐれもの!
コニカルチューブで遊ばないでね.

絶対PL量子収率測定装置(浜松ホトニクス Quantaurus-QY)
合成した化合物の絶対蛍光量子収率を瞬時に測定できます!溶液でも固体サンプルでも測定可能な優れものです.

小型蛍光寿命測定装置(浜松ホトニクス Quantaurus-Tau)
合成した化合物の蛍光寿命を測定できます.発光現象のプロファイルをより深く理解するのに使います!

電子天秤
実験には絶対欠かせない電子天秤。0.1mgまで測れちゃうとっても精密な天秤だよ。
ワニさんの体重は約58gでした。
独占するのはだめよ!