g-ポリグルタミン酸 (g-PGA)

 日本の伝統食品である「納豆」の糸引き成分にはg-ポリグルタミン酸 (γ-PGA) が含まれています。このg-PGAは納豆菌を培養することにより得られるバイオポリマーです。納豆菌は自分自身を乾燥から保護する目的と食糧を備蓄する目的でグルタミン酸をポリマーに紡いでいきます。 g-PGAは生分解性、生体適合性という一般的なバイオポリマーの性質に加え、保湿性、増粘性、ミネラル吸収促進作用など様々な性質を有しています。これらの特性を活かし、化粧品分野では保湿剤、食品分野ではミネラル吸収促進剤などに応用されています。最近では、分子量数百万の超高分子量体が発酵合成され、更なる応用研究の拡張が期待されています。
我々は化粧品素材や生医学材料の開発を目的とし、g-PGAを基盤とした機能性コンジュゲートハイドロゲル、ナノ粒子やナノファイバーの作製を行っています。


γ-PGA資料


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