g-PGAコンジュゲートの開発

 g-PGAは側鎖にカルボキシル基を有する酸性ホモポリマーであるため、ヒドロキシル基、アミノ基、エポキシ基などを有する機能性団をg-PGA側鎖に容易に導入できます。我々は天然機能材料であるコレステロールに着目し、g-PGA側鎖に導入した機能性コンジュゲートを開発してきました。強固な疎水性相互作用を示すコレステロール基の導入によりコンジュゲートは水中でナノ粒子を形成し、内部に薬剤やタンパク質を内包できることから、Drug delivery system (DDS) 用のマトリックスや分子シャペロンとしての応用が期待されます。分子シャペロン機能を利用することで、鳥インフルエンザワクチンに用いるタンパク質機能の回復に成功しました。

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