MATSUSAKI LAB.

Industrial Organic Chemistry Area, Division of Applied Chemistry,
Graduate School of Engineering,
Osaka university

Project

科研費プロジェクト(若手研究)
Gran-in-Aid for Scientific Research

事業名:独立行政法人日本学術振興会 若手研究
研究領域:
研究課題:老化細胞表面のDPP IVを標的としたセノリティック高分子の創製
研究代表者:本間 健太
期間:2024.4-2026.3
加齢に関連する疾患や慢性炎症性疾患など生体の様々な異常に老化細胞(加齢や外的ストレスによって細胞周期が完全に停止した状態の細胞)が関連することが報告されている。老化細胞を選択的に除去できる薬剤(セノリティクス)が開発できれば、多疾患合併症を減らし、健康寿命を延ばすことが期待される。 本研究では、老化細胞表面に特異的に発現するペプチド酵素を標的とし、クリック反応に基づく架橋によって細胞表面にゲル薄膜を形成するセノリティクス高分子を創製する。ゲル薄膜の形成により、老化細胞と微小環境の相互作用を物理的に遮断し、細胞機能を抑制することで老化細胞死を誘導する。