Organometallic Chemistry OGOSHI Lab.

学部生、および他大学から受験希望の皆さんへ

生越研究室の研究方針

はじめに
現在、数多くの研究室で錯体化学、有機化学が研究されています。しかし、 錯体研究のテクニックを駆使して有機合成の未知部分に光をあて新しい発見をする、 あるいは有機化学のテクニックを駆使して錯体化学を展開させる、 そんな研究展開をしている研究室は世界的に見ても非常に少なく、 私たちはその数少ない研究室の一つだと自負しています。
これは最近の発表論文を見てもらっても分かることと思います。錯体合成、触媒反応、 理論計算、反応機構等、間違いなく世界のトップクラスの研究をしています。 でも、それだけではなく、大学は教育機関であるという考え方に基づき研究に従事する学生の人材育成にも力を注いでいます。
実験室での環境への取り組みについて
生越研究室では特に環境に対して負荷をかけないよう研究室で出来る事から始めています。 環境を意識した化学、最近ではGreen Chemistryという言葉で表されることも多くなってきました。 しかしながら、どんなにGreen Chemistryを謳った研究であってもその研究過程において水や空気を汚染する事は許されません。
実際に研究を行う上で実験を重ねれば重ねるほど反応終了後の不要な化学物質は増えてきます。 また、有機溶媒の量も飛躍的に増加します。 その一方でこのような化学物質の回収システムがどこでも十分に導入されているか、 あるいは構築されているかというとそうではありません。
生越研究室では自分たちで独自にシステムを構築して有機溶媒や試薬の回収を行っています。 このシステムは市販回収システムにさらにトラップを増設した高い完成度を誇るものであり、 環境への負荷軽減の取り組みの一つとして成功していると考えています。
外部からの受験について
生越研究室は有機金属化学に本気で取り組む研究室です。そのため外部からの志望者、入学者が比較的多いのも特徴です。 そのため、外部入学者を受け入れる素地も十分にあります。もちろん、入学後の努力は必要ですが頑張れば報われます。

外部入学生出身校:
鳥取大学、大阪市立大学、大阪工業大学、岡山大学、大阪府立大学、横浜国立大学、関西大学

生越研究室の教育方針

何事も過程を重視しています
研究は一人一人がよく考えて進めていくというスタイルをとっています。それ故、一人一人に課せられた責任も大きくなります。 これは研究において成果だけを求めていく場合においては遠回りをしていることになるかもしれませんが、 研究室における学生の活性を考慮した場合にはこのやり方がもっとも理にかなっていると考えています。
また、研究を進めていく上で必要な試薬、器具は学生自身が注文を行うことも数多く見受けられます。 もちろん、経済状態の許す範囲での話ですが、試薬や器具の値段を知ることで平衡感覚を有する研究者へと育つ大事な過程の一つであろうと考えています。
充実の勉強会!!
生越研究室では、雑誌会や研究報告会以外にも、学生同士あるいは教官が参加する勉強会も数多く行われています。 このような色々な形での勉強会は、職員、学生いずれにとっても負担となります。しかしながら、長い目で見た場合、 芯の通った教育を受けたほうが研究の進展も大きいというのが実感であり、また就職、進学どちらにしても非常に有効に作用します。
生越研では脳みそもイッパイ
使います!
生越研究室では、学生同士あるいは教官が参加する勉強会も数多く行われています。
● 合同雑誌会
(南方研究室と合同)
● 有機化学
(4年生主体、M1学生復習のため一部参加)
● 有機金属化学輪講A
(M2以上)
● 有機金属化学輪講B
(M1主体)
● チョークトーク
(大橋参加:実験ノートのみ持参可、その場でじゃんけんして負けたものが、 ホワイトボードを利用していきなり発表。最初に英語で2分スピーチ。 このじゃんけん、結構盛り上がります)

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