はじめに

 簡単な分子から、高度に機能化された化合物を合成することが精密有機合成化学の基本です。精密資源化学領域では、資源的にも豊富な典型金属の特性を生かして、従来の手法では達成できない立体および官能基選択性などを有する反応の開発を行なっています。

得られた成果は、機能性分子の合成、環境負荷低減プロセスの構築、生命工学への応用といった領域に貢献します。また、研究途上で得られた予期せぬ現象を迅速に新テーマとして設定し進めていく柔軟性を常に意識しています。

分光学的な分析や理論計算等を利用した解析を大切にし、さまざまな側面から化学反応を見つめていきます。


【研究概要】

(1) 有機スズ化合物を用いた高選択的反応系路の開拓 [pdf]

(2) インジウム触媒を用いた直接的・効率的分子変換法の開発 [pdf]

(3) 新規還元剤インジウムヒドリドの発生法と合成的利用法の開発 [pdf]

(4) 立体規制かご状錯体の合成と形状によるルイス酸性制御

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