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第45回オルガノメタリックセミナーで鳶巣守先生が講演を行いました。

今年4月に機能有機化学領域の教授に着任された鳶巣守先生が、10月25日(水)に開催された「第45回オルガノメタリックセミナー ―遷移金属錯体触媒による精密制御変換反応―」(触媒学会有機金属研究会主催)で講演を行いました。

会場の大阪大学理工学図書館図書館ホールには80人を超える人が詰めかけ大盛況。トップバッターである鳶巣先生の演題は「脱炭酸・脱カルボニル化反応の新展開」。出発物質がケトンやエステル、触媒はニッケル系という汎用性の高い組み合わせで、C?C結合形成手法を開発しようという挑戦的な取り組みです。

C?C結合形成のための手法はいくつもありますが、その代表的反応であるクロスカップリングは2010年に根岸英一先生と鈴木章先生がノーベル化学賞を受賞したことでもよく知られています。鳶巣先生はこのクロスカップリングに勝るとも劣らないパワフルな手法として、脱炭酸・脱カルボニル化反応に取り組んできました。新学術領域研究での「ある配位子との運命の出会い」によるエステルの脱炭酸収率の飛躍的向上などの興味深いお話しもあり、あっという間の1時間。
脱炭酸・脱カルボニル化反応によるC?C結合形成手法の確立はまだ道半ばということですが、講演の最後に「学生達と汗をかきながら、新しい反応開発を進めていきたい!」と熱く決意を語った鳶巣先生の今後の活躍に注目です。

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